シラバス Syllabus

授業名 経営学入門 1
Course Title Introduction to Management 1
担当教員 Instructor Name 柳田 浩孝(Hirotaka Yanada)
コード Couse Code NUC264_N25B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2025 UG Nisshin Term3

授業の概要 Course Overview

Mission Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本学のミッションは、”フロンティアスピリット”を備えたイノベーティブで倫理観あるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識を創出することである。
本講座では、企業経営の本質について習得することを通じ経営学の基礎を理解するとともに、ヒトがビジネス界や社会で活躍することの意義についても思考を巡らせる。
Our school's mission is to develop innovative and ethical leaders with a "frontier spirit" and to create knowledge that will bring about development in the business world and society. In this course, our students will learn about the basics of business administration through learning about the essence of corporate management, and will also consider the significance of people playing an active role in the business world and society.

授業の目的(意義) / Importance of this course

経営学入門の目的は、”フロンティアスピリット”の礎となる企業経営について一定の明確なイメージをもつとともに、経営学のさまざまな専門分野への展開に向けた基盤を固めることである。本講座では、企業経営におけるさまざまな現象を学び、企業の発展をもたらすマネジメントの有効性について理解を深める。
The purpose of this introductory course in business administration is to have a clear image of corporate management, which is the foundation of the "frontier spirit," and to solidify the foundation for branching out into various specialized fields of business administration. In this course, our students will learn about various phenomena in corporate management and deepen their understanding of the effectiveness of management that will bring about development in companies.

到達目標 / Achievement Goal

企業経営の仕組みとして、主要なマネジメント活動(経営戦略、企業組織、リーダーシップなど)の概要を理解する。またこれに伴い、企業経営がいかにチャレンジングでやりがいある取り組みであること、そしてそれを対象とする経営学も、底が深くダイナミックに変転して関心の絶えることがない面白い学問であることに気づくことができる。

Our students understand the outline of major management activities (business strategy, corporate organization, leadership, etc.) as a mechanism for corporate management. In addition, they will realize how challenging and rewarding corporate management is, and how business administration, which is the subject of this, is an interesting field of academics that is deep, dynamically changing, and never ceases to interest.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

企業経営に関する諸問題を理解できる知識、及び実際の企業活動を論評する能力

Knowledge to understand various issues related to corporate management, and the ability to comment on actual corporate behavior

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 50 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

●学習(予習復習等)には、教科書とケースをベースに予習と復習を3時間ずつ行うのが望ましい。
●学習方法やレポートについて講義中に説明するほか、必要に応じて、提出されたレポートの中から重要とみられるポイントを採り上げ、適宜講義でフィードバックします。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

・オリエンテーション
授業の進め方、教科書、参考文献、成績の評価基準などについて説明します。
・経営学の基本概念
経営学の歴史と主要理論の概要を学ぶとともに、企業経営のマネジメント活動について考えます。


●使用するケース
自作ケース(「ヒトを動かす」:ある名商大生の日々)

第2日(Day2)

・経営環境
市場経済の中で、さまざまな市場に存在する外部者との間のやりとり或いはつながりの巧拙と、企業の存続との関係について、事例をもとに学びます。
・経営管理
ヒト・モノ・カネといった資源と、技術力や信用・ブランドといった組織能力とを総称した各経営資源の利用や管理について、事例をもとに考えていく。

第3日(Day3)

・経営戦略の基本
経営戦略の概念や特徴、また戦略の種類ごとの策定方法、計画の立案と実行方法などを学び、事例ごとに企業の競争優位性を高める方法を探ります。


第4日(Day4)

・マーケティングの基礎知識
マーケティング理論と実践を学び、事例に即して効果的なマーケティング戦略を考えます。


●使用するケース
自作ケース(「戦略を立てる」:株式会社ストライプインターナショナル)

第5日(Day5)

・企業組織論
企業とは何かを理解したのち企業間関係、企業と市場、企業と個人の関係も踏まえ、企業の組織構造、文化、コミュニケーションの重要性を学び、組織の役割を探ります。


第6日(Day6)

・リーダーシップ
組織内の人間行動とリーダーシップ理論を学ぶとともに、事例や状況ごとに求められるリーダーシップは異なるのか、効果的なリーダーシップについて深く探求します。


第7日(Day7)

・まとめ 〔企業経営としてのマネジメント活動全般について〕

●使用するケース
自作ケース(「組織を作る」:星野リゾート)

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 50 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 50 %
予習レポート Preparation Report 10 %
小テスト Quizzes / Tests 10 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 30 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

定期試験 Final Exam

あり

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

ケース時のみならず、講義中いつでも積極的な挙手・発言を奨励します。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 加護野忠男・吉村典久(編著)「1からの経営学(第3版)」中央経済社(2021)9784502375217

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]伊丹 敬之・加護野 忠男「ゼミナール経営学入門(新装版)」、
日本経済新聞出版社(2022)、ISBN:9784532135263
[2]坂下昭宣「経営学への招待(新装版)」、
白桃書房(2014)、ISBN:9784561151821
[3]手塚貞治編著/(株)日本総合研究所 経営戦略研究会「新版 経営戦略の基本」、
日本実業出版社(2024)、ISBN:9784534060983
[4]上野 恭裕・馬場 大治(編著)「経営管理論(ベーシックプラス)」、
中央経済社(2016)、ISBN:9784502190612
[5]金井壽宏「日経文庫 リーダーシップ入門」、
日本経済新聞出版社(2004)、ISBN:9784532110536
[6]金谷治訳注「新訂 孫子」、岩波文庫(2000)、ISBN:9784003320716

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

初年度担当項目
最後まで関心を持って楽しく聴くことができる講義にするよう、工夫を凝らしていきます。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

・研究分野 計量経済学、統計的因果推論、アントレプレナーシップ
・学歴 経営学博士(筑波大学)、同修士/MBA(神戸大学)
・資格 証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー1級技能士
・所属学会 経営情報学会、日本社会関連会計学会、組織学会

(実務経験 Work experience)

三菱UFJ銀行では法人営業部門に所属し、営業店において中堅中小企業を対象に貸出推進や与信管理回収、また融資部署では審査や企業再生支援など与信判断の業務に従事する。その後、農林水産省(大臣官房検査・監察部)に転じ、農林中金、全農や各地方の農協など本省が所管する系統機関を対象とする検査業務で市場リスク・信用リスクを検証した他、データ分析による検査対象者の分類など、検査業務におけるデータドリブンな(データ駆動型)アプローチの試行にも取り組んできた。

主な職歴:
   1988~2020 株式会社三菱UFJ銀行(旧 株式会社三菱銀行)
   2020~2025 農林水産省







ページ上部へ戻る

OSZAR »